
土曜日、母と女性教職員の会というのに、PTA要請で行かせてもらいました。
内容は、聴覚障害者のピアニスト宮本まどかさんのお話とピアノ演奏の講演会。と分科会。
宮本まどかさんは、五十代だがとてもユーモアと前向きな生き方をもった若々しい魅力的なかた。
聴覚障害だが、厳しくもあり、優しいお母様の訓練のお陰のようで、かなりはっきりした声でわかりやすい発音で話された。
音がない世界って、想像もできない。
音がないと平行感覚がたもてない、階段の登り降りがとても怖いといわれていました。
そして、浜松でそだった宮本さんは、小学生のとき「つんぼ!」と男の子たちからいじめを受けていたそうです。先生も、見て見ぬふり。
一人だけ耳が聞こえない、それを助けるではなく、排除しようとするわけです。子どもは、残酷です。でもそれが子ども。
これは、先生が悪い。
しかし、それだけ厳しい時代に負けるもんかと親子で生きて来たから、今があるんでしょうね。
お母様に「なんで私は、耳が聞こえないの?」と幼いころ聞いたら「耳が聞こえなくてうらやましいわ〜〜」と答えてくれたようで、耳が聞こえないほうが、いいことなんだ〜♪と思わせてくれたから、卑屈にもならずにすんだということも教えてくださいました。
お母様が「ごめんね〜耳が聞こえないとつらいね」と泣いたら「あ〜私のせいでお母さんにつらい思いをさせて」と落ち込んでしまっていた。と…
障がいを受け入れ、その障がいとともに歩いていく。
前をみて、歩く宮本まどかさんのイキイキとした表情、もちろんピアノ演奏も素敵でした。
PTA副会長になって得した気分でした!